熊本県倫理法人会

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7月21

【水俣芦北】米澤房朝・(株)ヨネザワ社長が講話「夢は必ず実現する」

「母親の愛情は凄い」

7月20日(水)のモーニングセミナーは、水前寺倫理法人会 米澤房朝・会員((株)ヨネザワ代表取締役社長)「夢は必ず実現する」をテーマに講話を行いました。以下は講話の抜粋です。

私は、昭和19年2月1日生まれで、生まれてすぐ小児まひにかかりました。後遺症があり左足が細くなっています。小学2年生まで松葉づえをついて歩いていました。3年生になると、分校から本校に行くようになり運動会で走りました。先生や皆さんから拍手喝采でほめられました。

しかし、母は泣いていました。それ以来母は運動会に来なくなりました。母は、「松葉づえに頼っているから、いつまでも歩けないのだ」と言って、私から松葉づえを取り上げました。それから足を引きずりながら歩くようになり、今は自分で歩くことができます。母の決断で松葉づえを頼らなくなり、母親の愛情は凄いと思っています。

父は、戦争で病気して帰りましたが、しばらくして亡くなり、母が4人の子供を必死で育てていました。戦後なので社会福祉もなく、働いて食事をいただけるという生活が当たり前でした。いつかは人並みになりたいというのが私の夢でした。ラジオがあって、新聞があって、ご飯が食べれる、そういう生活がしたい!と。

「進んで働くという勤労に報酬があれば、なお働き甲斐がある」

働けるのが有難い。今でも年中無休で働いているのは、そういう経験があるからです。家内と二人で店の上に寝ています。会社では「何かあれば、365日24時間いつでも電話していいよ」と言って、夜は枕元に携帯電話をおいています。

「働くことが美しい!働くことが貴い!」。皆さんとこの考えを世界に広めていければいいと思います。働かなくても食べていける、と勘違いしている人がいますが、働きがなくなることが一番不幸です。朝起きて働けるのは本当に幸せです。日本には勤労精神があります。労働は義務的です。進んで働くという勤労に報酬があれば、なお働き甲斐があります。

ヨネザワ本体の会社は、約1000人の社員がいます。グループ会社を入れると2300人くらいです。働く意味を理解している人が社員の2割いたら、会社は良くなります。あとの2割の人が足を引っ張りますが、6割の人は声が大きい方になびきます。

「夢を実現した人は、自分の潜在能力を信じた人です」

夢を実現した人は、自分の潜在能力を信じた人です。信じることが大事です。まず、信じないことには夢は実現しないです。一生懸命働いていると潜在能力が顕在化してきます。スポーツでも勉強でも仕事でも同じです。子供の時から、夢を語る練習をすることが大事です。

日本一になるという夢を持ったら語る事です。そしてメモをする。次に絵に描く。絵にすると協力する人が出ます。給料が安くても家を建てたいと話し、きれいな絵を描いて貼っておくと、妻が協力するようになり家族で節約して貯金するようになります。夫はなお一層頑張って働くようになります。

夢を描く子供たちを育てるのは、日本の将来の為に大事。夢は胸に秘めていただけでは実現できない。絵の力は効果がある。文字をビジュアライズする。そして、数字を入れると夢は結晶化します。数字目標に近づいていくと、つらいけれども早起きが楽しみに変わる。嫌なことを喜びにすることが夢を成功させることになります。

もっとも大事なものは働きである。働くことの有効性を倫理法人会で全国に広めていただければ、日本の平和につながると信じています。ご清聴ありがとうございました。

この講話文は、講話者の承諾をいただいて掲載しています。