熊本県倫理法人会

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3月03

【水俣芦北】熊本市南 田上寛美・幹事がMS講話

テーマ「道半ば~倫理からもらった経営者になる覚悟~」

3月2日(水)のモーニングセミナーは、熊本市南倫理法人会 田上寛美・幹事(広報委員)((一社)スーパーウーマンプロジェクト 代表理事)が、「道半ば~倫理からもらった経営者になる覚悟~」をテーマに講話を行いました。以下は、講話の抜粋です。

人材育成の仕事を10年位した後、キャリアカウンセラーの仕事に出会いました。25年前にはなかった仕事です。人の話を聴くことが好きだったので、自分が楽しく感じ、人のお役に立ち、一生できる仕事ではないかと思い、フリーランスで人生のかけに出ました。倫理法人会に出会ったきっかけは、「話を聴く」ことをテーマにモーニングセミナーで講話をしてほしい、と依頼されたことでした。

自分の得意分野を生かす

女性は、家庭に入ったり、子育てや介護があったり、その二つが同時にダブルで重なって来たりする試練を受ける場合が増えています。子育てや介護は女性が担う場合が多い。私は、それまで一つの仕事が長続きせず、転職して色々な仕事を経験してきたこともあり、人の職業の手伝いをすることによって、自分の得意分野を生かしています。すでに10年以上経っているので、キャリアカウンセラーを専門に生きていこうとしています。

私は、日本キャリア開発協会の熊本地区長を拝命させていただいており、約250人の会員がいます。全国で約2万人がいます。2016年からは国家資格になり、国が推奨するようになりました。

倫理法人会に入会して間もなく、熊本地震が起こりました。同年7月、「個性を生かし活躍できる世の中へ」をコンセプトに、一般社団法人スーパーウーマンプロジェクトを設立、共同代表理事として働いています。最初は経営というものを意識していませんでした。人を雇ってみて、やっとこういうことかとわかりました。一人でも二人でも人を雇うことは、経営者としては大変だと実感し、勉強になりました。

共同代表、共同経営者として難しいことがありますが、役割を分担しています。私はキャリアカウンセラーとして女性の自立を支援し、もう一人がクリエイティブな仕事を担当しています。熊本の女性は伝統的に強いと思うので、自立に向けて主体的に動ける仕組みを作っていきたいと思っています。

2017年、スーパーフラワー協会を設立しました。人材育成の為のツールの一つです。主に紙で大きい美しい花を制作するものですが、インスタ映えするので関東方面や海外からも引き合いがきていました。しかし、コロナウイルスの影響で、やろうとしていた未来が閉ざされました。2年続くとつらいです。

「経営者としてあきらめるなよ」

私は、カウンセラーというツールを得たことで、幅が広がりました。社会貢献という人のためになることを、一生懸命やろうと考えています。海外では、安いものが作られていますが、私は国内の女性のためにやりたいので、高級なものとして売り出しています。朝礼では「職場の教養」を活用しています。経営者としては倫理法人会で学び、「経営者としてあきらめるなよ」と言われている気がしています。

人生には、色々な役割がきます。子として生まれてから、親としての役割、経営者としての役割、社会的な役割など。私は、今役割が多く、ピークが来ていると思います。だからこそ、苦しいです。しかし、その役割もだんだん少なくなり、いずれ終わります。最後に色々な役割をしてきたことを振り返り、人の役に立って良かったと思えるように願っています。私も、ピンチをチャンスに変えて、経営者として頑張っていきます。ご清聴ありがとうございました。