【水俣芦北】松井貞子・法人レクチャラーがMS講話「赤誠先手」
水俣芦北倫理法人会 1月19日経営者モーニングセミナー
1月19日(水)のモーニングセミナーは、法人レクチャラー 松井貞子・福岡市南倫理法人会相談役((株)プロップ取締役会長)が、「赤誠先手」をテーマに講話を行いました。松井・法人レクチャラーは、60年にわたって印刷会社を育て、守り、経営してきた事業体験に基づいて、真心の大切さを強調されました。以下は、講話の抜粋です。
私は、7人兄妹の末っ子で生まれ、6歳のときに母は亡くなり、母と生活した記憶がありません。一番上の姉が、親代わりに私の面倒を見てくれました。倫理研究所の富士研に参加して「恩を忘れるな」(恩の溯源)ということを学んでから、先祖の墓参りをするようになりました。
倫理運動の先祖の恩も忘れない
そして、丸山敏雄創始者のお墓(福岡県豊前市)に毎月1回お参りし、お墓掃除をするようになりました。最初は、苔が生えて汚かったのですが、今ではきれいになり輝いています。10年以上続けていますが、最近は会員さんの参加者が増えて、故丸山先生にも喜んでいただいていると思います。
我が先祖に感謝しながら、倫理運動の先祖の恩も忘れないように努めています。おかげさまで健康になり、元気になりました。そうすることによって、言葉に表せないほど心が落ち着きます。お墓掃除の後は、天和会館でお茶をいただいて、1か月の反省や気づいたことを発表しあいます。
また、「挨拶が一番大事」と学びました。会社でも挨拶するときに二言サービスをすると、社員さんも表情が変わってきます。約束は、どんな小さなことも守る実践をしています。「即行、即止」は、出足早く、引き足も早くを心掛けています。
人の話はすべて受け止めて受け入れます。わかっている事でも受け止めるように心がけると、家庭でも会社でもうまくいきます。
実践実行は大事です。何事も聞いただけで、受け流してしまってはいけない。栞にいいことがたくさん書いてありますが、それを自分の生活において実践することが大切です。
「赤誠先手」の「赤」とは、“まこと”
「赤誠先手」の「赤」とは、“まこと”です。純粋な気持ちで、率先して真心からやりなさい、ということです。私利私欲のない純粋な真心を持って先手で行動する、これを変えることなく進めていきたい、それが私の今の気持ちです。
お金を貸しても返さない人がいます。しかし、いつかどこかで何かが回ってくることがあるものです。「恩を忘れるな」という言葉を、自分の中でどこまで染み込ませるか。人は鏡であり、人は常に見ています。お墓掃除も協力してくれる人が出てきました。積小為大とは、そういうことではないでしょうか。
倫理は、教えと学び・実践だと思います。そのまま受け入れて行うことです。「人生神劇、主役は己自身」です。自分ができることをいかに演じるか。
笑顔はすばらしい。明朗、愛和、喜働で仕事をする。仕事をさせてもらってありがとう。「ありがとう」は、一番大切な言葉です。夢や希望も「できる、できる」と信じて取り組めばきっとできる。尊い生命を与てくれた親・先祖に、自分の幸せを届けましょう。
ご清聴ありがとうございました。
この講話文は、講話者のご承諾をいただいて掲載しています。