【熊本市南】経営者モーニングセミナー 熊本市託麻倫理法人会 一美 美穂子 会員
前向きな気持ちで自分も周りも幸せに。
2021年12月28日(火)、第442回 経営者モーニングセミナーが開催されました。講話者は、熊本市託麻倫理法人会 一美 美穂子 会員より、「言葉は一瞬で刺さる」というテーマでご講話いただきました。
詐欺を前向きに捉える
付属幼稚園に保育士として就職が決まり、園の近くに引っ越ししてすぐの出来事。ドアをノックする音と「すいません、トイレ貸してください」との声。ドアを開けるとそこには綺麗な身なりをした女性。親切心からトイレを貸したが、女性はリビングに居座り、「お礼の姓名判断をしてあげる」と。占いは初めてだったので、見てもらうことに。すると、「あなたは子どもを死なす大事故を起こす」と言われ、加えて「あなたのお母さんは不幸で毎晩泣いている。」とのこと。私は不安な気持ちで涙をボロボロこぼしていると、「いいものがある」と鞄から開運印鑑3本セットを取り出し、「これを買ったら全てうまくいく。70万円だけどね」と言われ、ローン契約書にサイン。後日、クーリングオフを試みるも、期間を過ぎた。その時代は出勤したら印鑑を押すことになっていたので、気持ちを切り替えて、この印鑑を使おうと思った。この印鑑は詐欺にあった不幸の象徴ではなく、この印鑑と共に出勤しようと思った。印鑑のおかげかわからないが、大事故は一切無かった。嫌な気持ちのままだったら、この印鑑のローンはストレスになったかもしれないが、気持ちを切り替えたことで、この印鑑は幸せの印鑑になった。ある日、幼稚園の刑事が来て、「印鑑詐欺の女性が捕まった」との報告。ローンは2年で返済しました。
大人の口真似をする子ども、だったら・・・
1歳児のクラスを担当していた時の話。帰り際はお迎えがあったりと何かとバタバタして保育士もイライラしている。「大きな声を出さない!」、「走り回らない!」、気づけば一番大きな声を出しているのは保育士。ブロック遊びが得意な子がつくった背の高いブロックを見て、子どもたちが「ちゅばらちー(素晴らしい)」と拍手をしだした。イライラしていた保育士も苦笑いしながら拍手。私は子どもに対して、何かが出来なくても「素晴らしい!」と褒めていた。自分が「素晴らしい」と使っていたら、子どもたちも「ちゅばらちー(素晴らしい)」と使うようになっていた。ポジティブワードをたくさん使えばみんな笑顔に、ご機嫌になる。心が豊かになって、健康になる。だから、ご機嫌な時間がとても大事。喜怒哀楽の「怒」と「哀」を取ると、「喜楽」となる。心配するな、気楽にいこうと心掛けている。イライラしている人に幸せは寄ってこない。楽しそうにしているといいことがある。栞にも「人は鏡、万象は我が師」とある。まずは自分からポジティブワードを使い、周りを明るくしよう。自分の状態は自分の顔を鏡で見て確認しよう。
意外と短い人生、チャレンジを!
NHKののど自慢にエントリー。60倍の倍率をかいくぐって合格。派手な衣装でキャンディーズを歌い、審査員もノリノリ。これはもらったなと思った(笑)。のど自慢にエントリーするにあたって、過去回を見て研究。どうやったら受かるのか、どんなコトが求められているのか。なるべく楽しくなるようなことを盛り込もうと背番号を年齢にしたり、合いの手で「あぎゃん、こぎゃん、そぎゃん!」と方言を使ってみたり。審査員の目の前でやったが、リハーサルでやってなかったことなので、カットされていた(笑)。のど自慢のエントリーは、のど自慢歌手として県内でイベントに出るという目的を達成するため。栞には「運命は自ら招き、自らつくる」とある。今やる、チャンスを掴むことは成功の近道。人生80年と言われる。私は80歳まであと8935日。日にちに換算すると意外と短いことに気づく。だから、すぐやる。倫理法人会の日めくりカレンダーの28日、「人も物も、自分の心の通りに動く」とある。答えは自分の中にしかない。来年どんなことをしたいと思いますか?
会長挨拶、忙しいとは心を亡くすと書く。年末は忙しいが、電話でも忙しいのが伝わる。そんな時、私は「この人はこの電話に心を置いてないな」と感じる。ということは、私の電話もそう伝わるのでゆっくり話すように気を付けている。お客様のところに1年間お世話になりましたと足を運ぶ。残心、心を残すことを心掛けている。
本日は、30社31名の方にご出席いただきました。年末のお忙しい中、ありがとうございます。
熊本市南倫理法人会も今年最後の経営者モーニングセミナーとなりました。
ご来場いただきました皆様、今年一年大変お世話になりました。
良いお年をお迎えください。
以上、熊本市南倫理法人会 広報委員 宮村陶太がお送りいたしました。
また来年、サイナラ~。