熊本県倫理法人会

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11月18

【水俣芦北】有田明美・八代市会長が講話「点滴石を穿つ」

水俣芦北倫理法人会 モーニングセミナー

11月17日、八代市倫理法人会 有田明美・会長(NPO法人笑顔やっちろ理事長)が、「点滴石を穿(うが)つ」をテーマに講話を行いました。以下は、講話の要旨です。

私は、老人福祉施設でケアマネージャーの仕事をしていました。熊本県でケアマネージャーとして第1回目の合格者でしたので、ケアマネジメントリーダーとして、経営者の悩み相談も受けていました。しかし、給料は安かったので、夜はアルバイトをしながら働いていました。その結果、過労死しそうになったり、うつ病の一歩手前まで行きました。1年間市役所でアルバイトをした後、平成194月、介護保険でのケアマネージャーの専門職だけの事業所として、NPO法人「笑顔やっちろ」を起業しました。

二人で始めて、事務所に机を三つ置いて三人になったら移ることにしました。そして、次の事務所には五つの机を置いて五人になったら移るつもりでした。しかし、そこで八人になってしまいました。三人の机がない状態で仕事をしながら広い物件を探していましたが、なかなか見つかりませんでした。

「社長の勉強をせんね」と誘われ、倫理法人会に入会

そうした中で知人から「社長の勉強をせんね」と誘われ、倫理法人会のモーニングセミナーに参加しました。そこには、若い幹事さんたちがたくさんいて、立ち姿とあいさつの角度がとてもカッコ良かったのです。私も社長の勉強をしようと思ってすぐに入会しました。

倫理を学ぶうちに、「経営者の私に器(うつわ)がないから、次の大きな物件が探せないのだ」と気づきました。そして、「最初から決めたら成る、会社の事業計画と一緒であり、社長がきちっと決めればそう成る」ということを再確認することが出来ました。

私にとって会費の1万円は高かったので、元を取ろうと思い、八代市内の3か所で水曜・木曜・金曜日に開催されるモーニングセミナーに毎週参加しました。その結果、「男も女もないのだなあ」と気づきました。『万人幸福の栞』の中に「ふんわりとやわらかで、なんのこだわりも不足もなく、澄みきった張りきった心、これを持ち続けること」が幸福になれる道であるとありますが、これがほしいと思いました。まだ到達していませんが、日々実践だと思っています。

「点滴石を穿つ」という言葉は、倫理基礎講座で学ぶ「一貫の倫理」と同じ意味合いだと思います。実践は毎日の小さなことの積み重ねです。小さなことを、心を込めてやり続けることはとても苦手です。なかなか実践できていないので、今も学びに来ています。

「トップが覚悟しなければ何事も達成しない」

ある幹事さんが、「倫理の学びは少しずつしか入って来ないです。人が変わるのは面白いですね」と言い始めました。若い人たちも増えて育ってきています。

私も周りから、変わったね、と言われます。中国の沙漠緑化事業「地球倫理の森ウランハ創成」活動に平成30年と令和元年の2回行きました。沙漠だけの何もない所、シャワーが止まったり電気が止まったりしましたが、何もなくても体が元気だったら生きていけることを体験しました。金や地位や名誉がなくても生きていけることを学びました。覚悟があれば大丈夫だと思います。

八代市倫理法人会は、来る令和4716日に「分封祝賀会」を計画しました。単位倫理法人会は、架空の会社経営と同じです。何が大事かというと覚悟だと思います。トップが覚悟しなければ何事も達成しないです。「先に決めたら成る」です。

親会として、これまで「八代北」と「八代中央」を生み出してきましたが、「八代南」(仮称)を来年生み出します。分封する中で学ぶことがあります。この年になって、親の気持ちが痛いほどわかります。分封を成功させて、また機会がありましたら、ご報告に来たいと思います。ご清聴ありがとうございました。

この講話文は、講話者のご承諾をいただいて掲載しています。