熊本県倫理法人会

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9月17

【水俣芦北】村上尊宣・熊本県会長がMSで講話

令和3/9/15(水)熊本県 水俣芦北倫理法人会 モーニングセミナー

9月15日、水俣芦北倫理法人会のモーニングセミナーでは、熊本県倫理法人会 村上尊宣・会長((株)エコファクトリー 代表取締役 会長)が、「全単会の『経営力』を高め幸福へ導く~令和4年度熊本県倫理法人会活動方針」をテーマに講話を行いました。以下は、講話の要旨です。

本日は、私の事業体験に基づいたお話と水俣芦北倫理法人会の更なる発展を目指す目的で講話を行います。純粋倫理の学びと実践を中心に、会長を中心に役職者の皆さんが、心を一つに、同じ方向を向いて、目標に向かって取り組みます。会社においては、社長を中心に心を一つに目標に向かって明るく朗らかに、社長と夢を具現化していくことになります。

私たちの学びは、「自己革新」していく勉強です。良くなりたいと思ってもなかなか変えられません。しかし、倫理法人会の活動を通して、自分の自己成長のために朝起きして、モーニングセミナーに参加してお世話をして、参加者を笑顔で迎えます。また、倫理経営の神髄を学び、苦難や課題を受け入れて、「明るく、朗らかに、打つ手は無限」と実践します。その中で得た経験をもとに経営に生かしていきます。

この1年間を通して経営力を高めて、幸福な会員さんをどんどん生み出していく。単会も会社も家庭も一緒です。経営力を高めるために原点に立ち返ることが大切です。

倫理法人会には、三つの会員心得があります。

  • 朗らかに働き、喜びの人生を創造します。
  • 約束を守り、信頼の輪を広げます。
  • 人を愛して争わず、互いの繁栄をねがいます。

我々の人生がここに表現されています。一言一句の奥に慈愛の心が表現されています。もう一度私たちの原点にかえりたいと思います。

皆さん一人一人が、この世の中になくてはならない必要な存在です。私は、倫理法人会に入るまでそんなことは考えたことがありませんでした。

赤ちゃんは純真な心を持っていますが、長く生きているといろいろなものがくっついてきて純真な心を忘れて、人を穿(うが)ったり、疑ったりするようになります。私の事業体験でも、色々な影響を受けて純真な心を忘れてしまっている自分がありました。

私は31歳のときに事業を起こして独立しました。建築設計の業務をしていて、建築への思いやデザインなど自分で生み出したいという夢がありました。仕事が忙しくなり、社員が増えてきました。365日日曜日もなく働いていました。情熱とやりがいをもっていました。

雇用する立場に立って、給料や経費を稼いで払わないといけないというプレッシャーを感じるようになり、歯車が嚙み合わなくなっていきました。若い社員に、「なんでこんな簡単なことができないのか」と不満が出てきて、会社の中では怒っている私でした。対外的には、アートポリスの賞をいただいたり、先生でもないのに「先生」と言われたりして、勘違いしていました。

家庭には、夜遅く帰って、いかめしい顔を見せて「俺が主(あるじ)だ! 大黒柱だ!」と言っていたそうです。やがて、夜のきらびやかな生活に没頭していき、大苦難を経験しました。

その頃、「経営者の勉強会があるから」と倫理法人会の方から誘われて、藁をもすがる思いで参加しました。約70名の方が背広を着て、笑顔で歓迎して下さりびっくりしました。この人たちと仲間になりたいと思いました。明るく朗らかで元気な自分に変えたいと思って、すぐ入会しました。それから18年になりました。おかげさまで180度変わりました。

自己成長するために役を引き受けてきました。一回も断っていません。会社も大きく成長し、従業員も27人になり、長男に事業を承継することができました。会社も家庭も180度良くなり、従業員も辞めなくなりました。

このような倫理体験に基づき、令和4年度の熊本県倫理法人会の活動方針を、一言一句真心を込めて作成しました。原点に立ち返り、大苦難を乗り越えて更なる発展を目指します。大苦難の先には、大幸福があります。振り子の原理です。右に振れたら、左に戻ってくる。今は、コロナの真っただ中です。「アフターコロナ」があり、「ウイズコロナ」がきます。社会は大きく変わります。そのための準備をしなければならない。それは、私たちがつかみ取らないといけません。成功事例に学び、会社や家庭に、より明るい生活を与えられる水俣芦北倫理法人会となってください。ご清聴ありがとうございました。

この投稿は、講話者のご承諾をいただいて掲載しています。