熊本県倫理法人会

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7月17

【水俣芦北】武田珠支子・宮崎県女性委員長がMS講話

令和3/7/14(水)熊本県 水俣芦北倫理法人会 モーニングセミナー

 

7月14日、水俣芦北倫理法人会のモーニングセミナーでは、法人レクチャラー 宮崎県倫理法人会 武田珠支子・女性委員長(メンタルビューティー代表)が、「母の愛に感謝!」をテーマに話されました。以下は、講話の要旨です。

私は、母にとても感謝しています。「有名になることはない。人の役に立てる人になりなさい」と母から言われたことばが、私の好きな言葉です。

私は、1972年結婚して10年後に仕事を始めました。それまでに育児を頑張り、積み立てをして土地を買って家を建てました。1983年からブライダルの仕事について勉強して、司会者のオーディションを受けて合格しました。東京まで通って勉強しているうちに、ブライダル講師やコミュニケーション能力検定一級などの資格をとることができました。全部人間関係につながるものでした。

ブライダル関連の仕事を35年間したのち、母がアルツハイマー型認知症になり、母と同居することになってからブライダルを引きました。母の面倒を見ながらできる仕事を模索していたら、当時ストレス社会となり、会社の社員さんにウツが増えていると知り、そういう人のためにお役に立てるよう勉強をして、「企業中間管理職ケアストレスカウンセラー」(厚生労働省認可)、「予防医学指導士」学術委員(内閣府認証)などの資格を取得しました。要するに、脳科学を勉強して、「健康な生活を維持していきましょう」という仕事を現在しています。

予防医学というのは、悪くなる前の健康診断です。薬を使わずに治療するものです。薬は飲み過ぎると、脳に悪い影響を及ぼすので、異常を見つけて「心療内科へ行きませんか」とアドバイスします。昭和世代の管理職から指導を受けてきた現在の管理職の方は、平成生まれの社会人を指導するにあたり、考えの違いがあってストレスがたくさんたまっています。人手不足や残業やコロナの影響もあり、第2のストレス社会になっています。

『万人幸福の栞』第7条の「疾病信号(病気は生活の赤信号)」には、詳しく書かれています。また丸山敏雄創始者が書かれた「七つの原理」の中に詳しく書いてありますが、心身相関の内容が解かれています。

しかし、日本でウツに目を向けるようになったのはかなり遅く、2015年から労働安全基準法が変わり、一定規模以上の企業では、従業員のストレスチェックをすることが義務付けられてきました。社会にはいじめもあります。いじめと思って逃げるか?苦難と思って乗り越えるか?倫理では、苦難と受け止め心を強くすることを学びます。仲間とつながり、横とつながって、幸せになる道を教えています。

母親は、若いころ公務員の父と結婚していましたが、実の父親が結核になったという理由で、祖父から強制的に離婚させられました。その時身ごもっていた私を自然流産させようとしたけれどできずに、私は生まれてきました。母は、自分の青春時代を犠牲にして私を育ててくれました。私は倫理に出会ってから、宇宙の神様がいて、私は守られてきたと思っています。

『万人幸福の栞』の序文に「苦難は幸福の門であり、万人が必ず幸福になれる絶対倫理が現れた」とあるのを読んで、私は幸せになれると思いました。母は、アルツハイマーになって入院しましたが、1年半でよくなりました。通算5年半入院しましたが、毎日病院に行きました。さる3月、93歳で帰らぬ人となりましたが、感謝して送ることができました。“いつまでも健康で、若々しく、楽しく働くことがうれしい”ということを母は教えてくれました。ご清聴ありがとうございました。

この文章は、講話者の承諾をいただいて掲載しています。