熊本県倫理法人会

096-288-9398

お知らせINFORMATION

12月18

「倫理活動で見つけたもの」テーマに、吉見和晃・県南副地区長が講話

2/12/16(水)熊本県 水俣芦北倫理法人会 モーニングセミナー
12月16日、水俣芦北倫理法人会のモーニングセミナーでは、熊本県倫理法人会 吉見和晃・県南副地区長(吉見自動車 代表者)が、「倫理活動で見つけたもの」をテーマに講演されました。以下は、講話の要旨です。
私は、昭和47年8月生まれの48歳です。熊本県氷川町で自動車販売、整備、損害保険等の仕事をしています。父親が創業し、52年目になり、私は2代目の代表者で、従業員は7名。家族的な経営で事業を営んでいます。
平成16年に、会社のお客様であり、地元で農業法人を経営しておられる方から、倫理法人会のモーニングセミナーを紹介されて、何の躊躇もなく八代北倫理法人会に入会しました。会員の皆さんの笑顔、元気の良さ、バラエティに富んだ方々の姿を見ながら、講話や会員スピーチがかなり参考になりました。
約10年間は、誘われたら参加する程度でした。地元消防団や地域活性化のために、家庭はそっちのけになり、子育ては妻に任せっきりになり、学校の行事にも参加せず、家族との約束も守れない状態でした。妻との会話もだんだん少なくなり、子供との距離も離れていきました。
平成26年に役員になり、モーニングセミナー委員長(1年)、専任幹事(2年)、会長(3年)として運営する方になり、倫理活動でいろいろな体験をするようになって、とても勉強になりました。というのは、会長になってから会の運営が、会社の運営と似ていると気づきました。役員さんとの向き合いは、社員さんとの向き合いと同じ。どうしたら自分の思いを伝えることができるか、伝え方の勉強になりました。
どのようにして会を盛り上げるか?は、チラシをどう制作し、どこに配るかなどについて考えますが、会社で言えば、車の展示会をして盛り上げたりするのとイコールのような関係だと思いました。会でのことがヒントになって会社で使えたり、会社でのことがヒントになって会で活用することが出来たり、参考になることがたくさんありました。
その一つに、会社で活力朝礼を導入することができました。思い切って社員に打ち明けました。「売り上げをアップし、皆さんの給料アップ、生活向上をかけて活力朝礼を取り入れたい」と話しました。心配もありましたが、すんなり受け入れていただきました。「挨拶実習」、「ハイの実践」、「職場の教養輪読」などマニュアル通りの活力朝礼を始めたところ、「気持ちよかった」とか「元気が出る」という前向きの感想を聞くことができ、今まで4年間続けています。
朝礼は15分間行いますが、中身も7ACTS(セブンアクト=7つの基本動作)の唱和を入れたり、「きのうの良かった報告」をしていただき、変化してきています。「良かった報告」では、「孫が生まれた」とかいろいろなことを発表されて、いろいろな考えを知ることができたり、社員さんの健康状態がわかるなど、活力朝礼を取り入れて良かったと思います。
今年2月に富士研修センターに行き、禊(みそぎ)を体験するチャレンジコースに参加したことが、私の転機になりました。「対立」から「受容」する意識を体感する実習です。己に打ち克つというより、他人の為一切の状況を受け入れるという覚悟(愛)を体感します。参加した後も、毎日風呂上りにします。今の時期は冷たいですが、両親や先祖、奥さんに対して、「今日も一日、ありがとう」。お客様、社員、地域の皆様に対して感謝の言葉を述べて、一日の様々なことを洗い流してすっきりします。これをすることで、一日の整理ができるようになり、謙虚にさせていただいています。

家庭も和やかになり、有難いです。普及により仲間づくりをすることで、色々なことを気づかせていただいています。これからも切磋琢磨して、倫理活動を楽しんでいきたいと思います。ご清聴ありがとうございました。

この文章は、講話者の承諾をいただいています。